介護実務者研修は就職で有利になります

介護職員実務者研修とは、初任者研修と同様に誰でも受講することができ、介護初心者の方でも取得することができます。
特に、国家資格である介護福祉士になるために必須の研修となっており、介護に関する基礎的な知識や技術を学ぶことができます。
そして、実務者研修のメリットとして就職に圧倒的に有利になるということがあります。
というのも、まずはじめに、介護事業者にとって実務者研修修了者はなくてはならない存在だからです。
介護サービス事業の売上は主に介護報酬から成り立っています。
ですが、平成25年度に介護報酬制度が改定されたことにより、実務者研修を修了していないサービス提供責任者を配置することは、介護報酬の減算対象となりました。
介護報酬が減算されると介護事業者の売上も減少してしまいますので、事業者側としては実務者研修修了者をサービス提供責任者に配置したいと考えているのです。
次に、実務者研修修了者は介護事業者の売上に貢献することができるため、やはり介護事業者にとってはなくてはならない存在になっています。
介護事業者は、一定の要件を満たすと、介護報酬が上がる特定事業所加算を得ることができます。
そして、特定事業所加算の人材に関する要件の一つに、「介護職員実務者研修の修了」があります。
つまり、実務者研修修了者を採用することで、介護事業者の売上も上がることにつながるのです。
このように、実務者研修修了者は介護事業者の売上を上げるためには欠かせない存在であり、今後さらにその需要は高まります。
そのため、実務者研修を修了しているかどうかで転職活動も圧倒的に有利に進めることができるでしょう。